Tom Feeney

グレン・トーマス・ジェイコブス、リングネームはケインとして知られる、スペイン系アメリカ人のプロレスラーである。1967年、マドリードのトレホン・デ・アルドス生まれ。アメリカでレスリングキャリアを始める前は、代用教師として働いていた。ケインは当初、アンダーテイカーを攻撃することで悪名を得た。マンカインドやHBKなどのレスラーとのアンダーテイカーの多くの試合に介入し、アンダーテイカーの敗北をもたらした。後にタッグを組み、WWE最高のタッグチームの一つを結成した。初期のキャリアでは、ケインはマスクを被ったレスラーだった。トリプルHとの試合で敗れた後、マスクを外して戦うようになった。ケインはストーンコールド・スティーブ・オースティンと試合を行い、もし負けた場合、自らを火あぶりにすると発言したため、アンダーテイカーが介入してケインの勝利を確実なものにしたが、ケインは後にストーンコールドに敗れた。その後、マンカインドと2度世界タッグチーム王者となり、アンダーテイカーともタッグチーム王座を獲得した。2007年からはスマックダウンとECWブランドで活躍。2006年には映画『See No Evil』に出演。ケインとアンダーテイカーは多くのタッグチーム王座を獲得している。アンダーテイカーはケインの異父兄弟であり、2人は「破壊の兄弟」タッグチームを結成した。レッスルマニア14では互いに対戦し、これはアンダーテイカーのレッスルマニアシリーズにおける最も難しい試合とされているが、アンダーテイカーが勝利した。この試合では2つのチョークスラムと4つの墓石落としが繰り出された。ケインは世界タッグチーム王座を8回、WCWタッグチーム王座を1回、WWEタッグチーム王座を1回、インターコンチネンタル王座を2回獲得している。兄弟であるアンダーテイカーと共に、WWE史上最高のレスラーの一人とされている。フィニッシャーはチョークスラム。レッスルマニア24では、チャボ・ゲレロからECW王座を獲得。2008年のドラフトロッタリーでRAWに移籍。ナイト・オブ・チャンピオンズで、ビッグショーも参加したトリプル・スレットマッチで、ECW王座をマーク・ヘンリーに奪われた。RAW移籍後、CMパンクとのヘビー級王座戦に出場できなかったことに激怒。パンクにシングルマッチで敗れたことで怒りは増幅し、グレート・アメリカン・バッシュでは、バティスタとCMパンクのヘビー級王座戦に介入し、パンクが王座を維持する結果となった。レッスルマニア25では、マネー・イン・ザ・バンクラダーマッチで優勝目前まで迫るも、最終的にCMパンクが勝利した。