Tomas Torstensson

ロブ・ライナー（Robert Reinerとしても知られる）は、アメリカ合衆国の映画監督兼俳優である。有名なコメディアンであるカール・ライナーと女優のエステル・ライナー（1914-2008）の息子として、1945年にブロンクスで生まれた。1949年生まれの姉のアンニーは劇作家、1960年生まれの弟のルーカスは映画監督兼写真家である。12歳の時に家族と共にロサンゼルスに移住し、そこで地方劇場で俳優としてのキャリアを始めた。UCLAで演劇を学び、後に「ザ・スモザース・ブラザース・コメディ・アワー」の脚本家となった。ライナーの最初の映画出演は、父親の人生を描いた「エンター・ラフィング」で俳優としてだった。その後、多くの映画で小さな役を演じた後、テレビシリーズ「オール・イン・ザ・ファミリー」で最初の重要な役割を果たした。1971年から1979年までこのシリーズに出演し、2度のエミー賞助演男優賞を受賞した。「ミートヘッド」というキャラクターで多くのファンを獲得した。この時期、様々なテレビ映画にも出演した。1980年代に入ると、監督業に本格的に取り組み、1984年のモキュメンタリー「ディス・イズ・スパインタル・タップ」で監督デビューを果たした。その後「スタンド・バイ・ミー」（1986年）、「プリンセス・ブライド」（1987年）などの映画で監督としての地位を確立した。1988年には高く評価されたロマンティック・コメディ「ハリーとサリー」を監督した。また、ジャック・ニコルソン、トム・クルーズ、デミ・ムーアら豪華キャストと共演した法廷ドラマ「めぐり逢い」にも携わった。1995年にはマイケル・ダグラスとアネット・ベニングを主演に迎えた「アメリカン・プレジデント」を監督した。更に3本のロマンティック・コメディ「愛してるよ、死んじゃうよ」、「アレックス&エマ」、「噂は嘘から始まる」を監督した後、2007年にはジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンを共演させた「バケットリスト」でメガホンを取った。キャリアの大半において、幅広い年齢層に受け入れられるロマンティック・コメディやコメディを主に監督してきた。1971年に「オール・イン・ザ・ファミリー」の共演者であるペニー・マーシャルと結婚。1964年生まれのペニーの前の結婚での娘、トレーシーを自身の子供として育て、自分の姓を与えた後、1981年にマーシャルと別れた。1989年には写真家のミシェル・シンガーと再婚し、ジェイク（1991年生まれ）、ニック（1993年生まれ）、ロミーという3人の子供をもうけた。